POSSE vol.43「拡大する中高年の貧困問題」
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POSSE vol.43「拡大する中高年の貧困問題」

¥1,540 税込

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◆第一特集「拡大する中高年の貧困問題」 近年、中高年世代の貧困問題に対して注目が集まりつつある。 しかし、この問題は、いま新たに起きていることではない。 1990年代後半から進んだ労働市場の変化が生み出し、2000年代以降に蓄積されてきた問題なのである。 子どもの貧困が注目されている一方で、ワーキングプア問題に対しては20年のうちにほとんど何の対策も取られないまま「中高年世代」へと問題がシフトし、深刻な社会統合の危機を生み出しているのだ。 本特集では、中高年世代の困難を切り口に、日本の貧困問題を特徴づけるワーキングプア問題へと議論を深めていきたい。 ◆第二特集「外国人労働者とともに」 「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」 移民国家スイスの作家マックス・フリッシュの有名な言葉が日本でも実感を伴って響くような社会になってきた。 外国人が直面する労働環境の悲惨な実態が日々あきらかになっており、彼ら彼女らの人権を守るための取り組みは一刻の猶予もない。 外国人労働者たちとともに歩んでいくために、いま何ができるだろうか。 目次 ※記事タイトル等は変更する場合がございます。 ◆第一特集「拡大する中高年の貧困問題」 子どもの貧困からワーキングプアへ――貧困を拡大再生産するシステムのループから脱出するために 渡辺寛人(本誌編集長) 女性の視点から考える中年フリーター問題――保育労働市場の改善と地域拠点としての保育所の必要性 小林美希(ジャーナリスト) 「男性世帯主依存モデル」の歪みの総決算としての中高年女性の貧困 竹信三恵子(ジャーナリスト) 仙台発の「大人食堂」――ワーキングプアの集まる場の創出 森進生(仙台けやきユニオン代表) 賃金低下がもたらす中高年世代の困難と社会的危機――ワーキングプア論をアップデートして新たな運動の構築を 後藤道夫(都留文科大学名誉教授) ◆第二特集「外国人労働者とともに」 私から見た、ふるさと日本のいま ナディ 「失踪」した外国人労働者はどこにいったのか?――外国人が「逃走」ではなく「闘争」できるために 巣内尚子(ジャーナリスト) 外国人技能実習生を守るための新たな試み――SNSを駆使した「相談室」の取り組みと支援の輪 榑松佐一(愛知県労働組合総連合(愛労連)前議長) 台湾における若者の労働運動と外国人労働者の組織化――台湾青年ユニオン95と桃園市家事労働者労働組合 周于萱(台湾青年ユニオン95)×黃姿華(桃園市家事労働者労働組合) グローバリゼーションと低賃金移民労働者――21世紀における人の移動が抱えるジレンマ 伊豫谷登士翁(一橋大学名誉教授) ◆単発 書評 斎藤幸平 編 『資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐』 本誌編集部 とあるIT企業の面接へ行ったらラブホに連れ込まれそうになった話 笹川めめみ(コミックエッセイスト) 「日本型雇用崩壊」の内実から格差社会への処方箋を問い直す――ジョブ型労働運動はどんな労働者層を救うのか? 木下武男(労働社会学者)×小熊英二(慶應義塾大学教授) プラットフォーム型労働に対する法的保護のあり方をめぐって――ウーバーイーツユニオンの結成を支えた弁護士に聞く 川上資人(弁護士(早稲田リーガルコモンズ法律事務所)) 「スト破り」に負けずに闘おう!――佐野SAの闘争から考えるストライキ権の行使 本誌編集部 地域社会に根ざした労働運動とは――富山県農業協同組合労働組合と地域の連携 篠島良幸(富山県農業協同組合労働組合書記長) 育児のモヤモヤから労働と社会をとらえ直す 常見陽平(千葉商科大学国際教養学部専任講師) 沖縄におけるブラックバイト――解決事案を通して考える深刻な実態 ブラックバイトユニオン ◆連載 My POSSE ノート page7 貧困研究の視点から社会を探る 第2回 女性の貧困と性搾取 岩田正美(日本女子大学名誉教授)×仁藤夢乃(女子高生サポートセンターColabo代表) [新連載]現代韓国フェミニズム 第1回 #MeToo ムーブメント前夜・ミソジニーへの抵抗 古橋綾(東京外国語大学非常勤講師) [新連載]映画のなかに社会を読み解く 第1回 天気の子 西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授) 社会を変えるのは私たち 第4回 大学を、社会を、変えるために何ができるのか?――学生アクティビスト座談会(上) 大澤祥子(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション共同代表理事) 知られざる労働事件ファイル No.16 川崎の自動車製造下請2社でフィリピン人労働者を組織化 ジェローム・ロスマン(東ゼン労組)