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POSSE vol.57(特集:若者の「退職ブーム」は本当なのか?──働き方改革/キャリア形成/ブルシットジョブ)

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★クレジットカードでの定期購読は20%OFF!登録はこちらから http://horibooks.com/products/list.php?category_id=11 【2024年7月末より発送開始】 【特集】若者の「退職ブーム」は本当なのか?──働き方改革/キャリア形成/ブルシットジョブ 古屋星斗×今野晴貴 竹信三恵子/中村天江/小澤浩明 西谷敏×奥貫妃文×今野晴貴 田中洋子×今野晴貴  この春、若者の「退職ブーム」がマスコミを席巻した。退職代行ビジネスを利用して会社を辞める20代の若者が続出し、なかには新卒で入社早々に離職する若者も少なくないというのだ。報道が加熱しているとはいえ、20代の若者が早期に企業を退職する傾向は近年特徴的である。「ブラック企業」の社会化から10年が経つなか、若者の職場、そして若者の意識に何が起きているのだろうか? 「働き方改革」の「反動」で、若者が企業に物足りなさを覚えているという言説まで、まことしやかに語られている。  まず、劣悪な労働条件が依然として横行し、より巧妙にすらなっているという現状があるだろう。また、日本型雇用から変わらない配置転換などの慣行に、キャリア形成の将来が見えないという議論もある。さらには、コロナ禍以降に注目された世界的な現象である、意味の感じられない「ブルシット・ジョブ」への絶望、エッセンシャルワークに象徴される社会的に意味のある仕事への渇望が、日本の若者にも現れているのだろうか。  この潮流に、私たちはどう向き合うべきなのかを多角的に考えたい。 【巻頭座談会】 『規制が支える自己決定』から20年 ──いま労働運動の実践から「自己決定」を考える 西谷敏(大阪市立大学名誉教授)×奥貫妃文(昭和女子大学教授/東ゼン労組執行委員長)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表) 【特集】若者の「退職ブーム」は本当なのか?──働き方改革/キャリア形成/ブルシットジョブ ◆対談 「ブラック企業」から「ゆるい職場」の時代に変わったのか? ──職場を改善させる「退職」以外の方法とは 古屋星斗(リクルートワークス研究所主任研究員)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表) ◆インタビュー 「退職代行サービス」の急増、若者の「早期退職」の背後で何が起きているのか? 中村天江(連合総研主幹研究員) ◆インタビュー 子どもには大学進学よりも「手に職を」?! ──低所得層家族の教育戦略の変化 小澤浩明(東洋大学社会学部教授) ◆座談会 「もう働きたくない!」 ──労働者が「脱出」するための運動を 竹信三恵子(ジャーナリスト/和光大学名誉教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)×渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局長/本誌編集長)×坂倉昇平(総合サポートユニオン執行委員) 【単発】 ◆対談 「エッセンシャルワーカー」という対抗言説を社会運動へ ──ドイツの飲食チェーンと日本の現状から考える戦略 田中洋子(筑波大学名誉教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表) 【連載】 ◆困窮する移民・難民の生存権を求めて 第4回 困窮する移民・難民の支援マニュアル(上)──生活保護を中心に 大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会) ◆スポーツとブラック企業 第18回 スポーツをいくらで楽しむのか問題 常見陽平(千葉商科大学准教授) ◆父の過労死 会社と闘ってきた10年間 第9回 過労死のない社会を作るには──これまでの過労死運動から学び、発展させていく 高橋優希 ◆ラディカル・アメリカ トランス・パシフィック・レーバー・ヒストリー 第3回 篠田 徹(早稲田大学教授) ■表紙の写真 Low pixel CG「回想プレイリスト2」 制作年:2022 素材:ceramic デジタルなイメージを真逆なイメージを持つ陶芸で表現することで、虚と実が入り混じる現代のリアリティーを表現するシリーズ 増田敏也(Toshiya Masuda) デジタル陶芸家 1977年 大阪府出身 HP https://masutoshi117.jimdofree.com/ ■ブックデザイン 末吉亮(図工ファイブ)

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