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(目次)
◇生産諸力の構造――主体-客体の弁証法の視点から
岩佐茂(一橋大学名誉教授)
◇マルクス信用論の理論構造
竹田真登(立教大学大学院博士後期課程)
◇MEGA第Ⅱ部門第四巻(1863-1868年経済学草稿)第三分冊解題(下)
[監訳]隅田聡一郎(大阪経済大学専任講師)
◇インターナショナルとドイツ社会民主党の歴史、戦争、革命、戦後の展望についての手書きの断片
ローザ・ルクセンブルク
[訳]赤海勇人(東京大学大学院博士後期課程)
◇ボリシェヴィズムでも社会民主主義でもなく――ローザ・ルクセンブルク「手書きの断片」の文献解題
赤海勇人
(著者プロフィール)
岩佐茂
一橋大学名誉教授
1946年生まれ。マルクス研究会共同代表。専門は社会哲学、環境思想。著書に『マルクスの生活者の思想とアソシエーション』(桜井書店、2024年)、『生活から問う科学・技術――疎外された工業化からもう一つの工業化へ』(リーダーズノート出版、2015年)、編著に『マルクスとエコロジー―資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版、2016年)など。
竹田真登
立教大学大学院経済学研究科博士後期課程
1993年生まれ。専門はマルクスの利子生み資本論。論文に「『資本論』初版の形態Ⅳの位置付けと価値形態論書き換えの理論的含意」(『立教経済学研究』第78巻第1号、2024年)、共訳書に斎藤幸平『マルクス解体――プロメテウスの夢とその先』(講談社、2023年)など。
隅田聡一郎
大阪経済大学経済学部専任講師
1986年生まれ。専門は国家論。日本MEGA編集委員会編集委員。著書に『21世紀の国家論――終わりなき戦争とラディカルな希望』(講談社、2025年)、『国家に抗するマルクス――「政治の他律性」について』(堀之内出版、2023年)、論文に「トロンティとネグリの間――「政治の自律性」から「自律性の政治」へ」(『現代思想』52号(7)、2024年)など。
赤海勇人
東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程
2000年生まれ。専門は社会思想史、ヨーロッパ近代史。論文に「ローザ・ルクセンブルクの「社会主義的民主主義」論――「異なった考えをもつ者の自由」を中心として」(『一橋社会科学』15、2023年)。